2020年2月16日日曜日

レビュー! ANYCUBICの新型大型プリンターMEGA Xを購入して使ってみた!

仕事が自動車用部品の設計者なのですが、趣味が高じて家でもCADで
エアガンの部品などを作ってたりします。

基本的に今まではDMMさんに外注して3Dデータを出力していたのですが、
現在作成中の自作エアガンを出力したら果たしていくらになるのか...

ということでFDMで買えるレベルの3Dプリンターを探していたところ、
の早期購入者向けクーポンが募集されていたので、応募してみました。

こちらのMEGA Xですが、購入の決め手になったのは大きく4点

1.造形サイズが大きい(奥行300mm×幅300mm×高さ305mm)

2.ANYCUBICという会社のサポートがネット上で見る限り良好

3.安い(Amazon正価45999円→クーポン利用で-8000円、37999円)

4.既存モデルのi3 MEGAの造形品質も悪くなさそうで、新型機でも安心できた

以上の点から、初めての3Dプリンター購入の対象機種に選定をさせてもらいました。

届いた箱は非常にデカかったですが、入っているものはシンプルでした。
1.本体
2.ゲート型のフレーム

3.小物(メイン電源ケーブル、ボルト、へら、予備のノズルなど)

4.PLAのフィラメント1㎏

5.説明書(英語と中国語)


以上でした。シンプルですね。
組み立ても本体に門型のフレーム固定して、すでに実装されているハーネスの
コネクタをつなぐだけなので、正直英語の説明書見ながらでも20分もあれば
組めます。
写真で上げるほどでもないので割愛です。

本体を組み込んで、ヒートベッドの水平だしをすれば、それでもう、プリント
可能な状態です。

なお、3Dプリンターを設置するのに必要なスペースは
奥行650mm×幅650mm×高さ550mm
が必要です。

標準でついてくるSDカード内にテスト印刷用のOwl Pairの印刷をした結果です。
亜人か寄生獣かな?
いや、ちゃうねん。設定ミスったのよ。
初期値はノズル温度もベッド温度も最高温度が設定されてます。
PLAで印刷するなら設定温度を下げないといけなかったんですね。
要注意です。
とはいえ、オスのほうは初期にノズル温度が高すぎてエッジがダレてしまって
いる以外はおおむね良好な出来でした。

ということで、自分で設計しているエアガンのテスト印刷もしてみました。

私が設計中なのはSIX12というリボルビングタイプのショットガンとなります。
全長700mmくらいあるのでとてもじゃないですが、外注に出してられないのと、
内部構造はトライ&エラーが想定されるため、試作用にMEGA Xを買ったのです。
今回は下段の画像の紫の部分を印刷しました。全長350mmあるのでこの時点で
大型造形機が必須だったんですよね…
スライサーはUltimaker curaが同梱されてたのですが、バージョンが古かったのと、
プリンタープロファイルの中にMEGA Xが入ってなかったので最新版をダウンロード
してきて、そちらを使ってます。どちらにせよMEGA Xなかったのですが…
仕方がないので、ANYCUBIC i3 MEGA のmachine settingの造形エリアを
300×300×305に修正してスライスしてみましたが、問題なく動くようです。
斜めにレイアウトすれば、350mmの造形物でも印刷可能です。
長尺物を安く印刷したい人には良いんじゃないでしょうか?

実際に出力され、サポートを除去したのが下の画像です。


そりも変形も特にみられず、満足度は非常に高いです。
5万以下という価格帯でこの造形サイズ、精度であれば私は買って損はないかな?
と思います。
引き続きSIX12造形のために使い倒していきたいと思います。


2018年12月1日土曜日

ピカティニーレールパラレルオフセットパーツを作成しました。

ヘルメット勢として、ドットサイトが覗けない問題が常に付きまとって
いるわけですが、対策部品を作ってみました。

20mm高く、30mm外にオフセットしてドットサイトをマウントできる
部品です。

構成部品は3Dプリント部品2つと、M4ナット×2、M4L40ボルト×2です。


手で持っている部品の中ほどに開いている穴にM4ナットを入れます。


この部品のレールに篏合する部分はかなりタイトにできています。
レール篏合部の側面をやすりで少し削ってあげるとしっかりとレール
にはめることができます。
エアガンに乗せるとこんな感じです。
ヘルメットでもばっちり覗けました。

2018年11月17日土曜日

固定スライドガスガン MK23SOCOM オリジナルカービンコンバージョンキット

固定スライドガスガンの MK23SOCOMをカービン化するための
キットを自作しました。

DMM.MAKEで公開中です。

https://make.dmm.com/item/985960/ 

完成イメージです。

必要部品一覧(ボルトナットを除く)

3Dプリント部品一覧
左端=フロントパーツ
上段左二つ=レール固定部品A
上段真ん中二つ=レール固定部品B
上段右端=フロントパーツ固定部品
下段左=フロントアイアンサイト
下段真ん中=リアアイアンサイト
下段右端=リアパーツガタ止め部品
右端=リアパーツ

本品は3Dプリントした部品以外に、以下の部品が必要となります。
参考のリンクも添付しておきます。

ダニエルディフェンスmk18タイプハンドガード(サイズは好きなものをどうぞ) Amazon
G36用ロングサイドレイル Amazon
20スロットロングレール(250mmほどのもの) Amazon
M4用ストックパイプ(G&G準拠のものがよいです) Amazon
M4用ストック(お好きなものをどうぞ)
ボルトナット各種 ボルトは全て穴付きキャップボルトです。
M5L25ボルト×2本
M5L16ボルト×2本
M5ナット×3個
ストックパイプ固定ボルト×1本(ストックパイプについてくると思います。M5です)
M4L25ボルト×2本
M4L16ボルト×10本
M4L8ボルト×2本
M4ナット×14個
M3L12ボルト×1個
M3ナット×1個

以上が必要な部品です。結構多いですね(汗

では組み立ての順番に移ります。
まずハンドガードのM5ボルトをL25に変更します。(2本)




ハンドガード側からのボルトを固定するために、M5ナットを2個フロントパーツに
はめ込みます。
ナットの形に造形してますので、ハンドガード側のボルトを回せばフロントパーツに
ハンドガードが取り付きます。

同様に、ハンドガードに向けて、M5L16ボルトをハンドガードに向けて
しめこみます。作業スペースが狭いので、首振りできるレンチを使用して
ください。



フロントパーツ固定部品をフロントパーツに固定します。
M3L12のボルトと、M3ナットを使用してください。
MK23に組み込んだ状態でこのボルトを締めこむと、
レールに固定されて動かなくなります。


M4ナットとM4L16ボルトを使用して、レール固定部品Aを
フロントパーツに仮組します。この時締めこまないようにしてください。


G36用サイドロングレールを差し込んで、フロントパーツと固定します。
その後、レール固定部品を締めこんで、レールが動かないようにしてください。
左右同様に固定します。





左右のレールの後は、上部レールも同様に固定します。
フロントアイアンサイトをフロントパーツに固定し、その後20スロット
レールを差し込んで固定します。
これでフロントサブASSYの完成です。
次にリアパーツを作成します。


基本的な流れはフロントと同様で、ナットとボルトを使用して
レール固定パーツBを固定していきます。この時、上側のボルトは
M4L25を使用してください。後程、リアパーツガタ止め部品を
固定するのに利用します。
他のボルトは全てM4L16です。(リアアイアンサイトも)

ストックパイプはM5ナットを使用して固定してください。
この時、ボルトが長すぎるとハンマーに干渉するため、短いものにするか、
ボルトにワッシャー等を噛ませて適切ながさになるようにしてください。

リアパーツも完成しました。
次にMK23SOCOMに対して組付けます。

まずフロントパーツサブASSYを下部レールを利用して取り付けてください。
この時M3ボルトをしっかり締めないと、ガタつきが発生しやすいです。

リアパーツサブASSYのガタ止めのために、リアパーツガタ止め部品を
リアサイトの前においてください。その状態で、リアパーツサブASSYを
3本のレールに差し込むように組付けます。
しっかりとMK23に押し付けるようにリアパーツサブASSYを組付け、
リアパーツの各部品を締め付けます。
この時、リアパーツガタ止め部品を挟み込むようにボルトで固定することで
上下のがたつきが抑えられます。

以上が組付けの手順となります。

各部品が完成していれば、あっという間にハンドガンから
カービンにすることができます。


2017年4月2日日曜日

soloshot3 オーダーアップデート(2017/3)

注文してからすでに一年半ほどたつ、SOLOSHOT3ですが、
いよいよ出荷のスケジュールが発表されました。

2015年の9-10月の注文は
2017年5/15-6/3日の間に出荷される予定です。

2015年の11-12月の注文は
2017-5/29-6/10日の間に出荷される予定です。

2016年の1-6月までの注文は
2017-6/5-6/17日の間に出荷される予定です。

2016年の7月から、2017年三月までの注文は
2017-6/12-6/24日の間に出荷される予定です。

インドアアクセサリーに関しては、これからFCC認証
取得に動くようで、初期出荷には間に合いそうにありません。

英語が苦手で理解力不足ですが、これは別送になるのかな?

ちなみに私は2015/10/1に注文しているので、最短で、
6月中にはSOLOSHOT3を手に入れることができそうです。
早く手元に来るとよいのですが…。


2016年3月28日月曜日

スマートフォンで使える無線機アプリ(IP無線機)ProPTT2の紹介

今回気になったものはProPTT2android,ios)という
スマートフォンをPTT対応の無線機として使用できるアプリです。





最初にコイツのおススメポイントをまとめると

1.PTTで発話・終話をコントロールできるから普段は静か!
  必要な時だけ会話ができます。

2.無料で20人までの距離無制限同時通話!
  バイクならマスツーでも20人会話できたらいいよね?
  サバゲーも1チーム内で20人同時通話できればタクティカル
  な動きができそう!

3.bluetoothインカムのスイッチをPTTスイッチに利用可能!
  スマートフォンと接続するボタンなども設定があります。
  詳細はメーカーページなどに載ってます。
  バイク用のインカムも接続可能なので、機種と距離を超えて
  通話が可能です。

4.有線インカムのスイッチもPTTスイッチとして設定できます!
  無線じゃなくてもOK。自分でどのボタンをPTTにするか選べるよ。

5.VOXにも対応(音声で発話開始が可能。スイッチいじらなくてOK)
  スイッチを押すのが面倒なら、声でスイッチが入る設定にもできます。

6.映像も送れる!
  偵察部隊が映像を送ることだってできちゃう。

最近LINEがグループトークできるようになって、
コイツをうまく使えばスマートフォンが無線機代わり
にならないかな!?

と、胸躍ったのですが、問題点が少々。

基本的に今までのIP通話をグループで行える…
という代物なので、伝えたくないことまで伝わっちゃう
可能性が…
スマートフォンを手でもって使用するのであれば、ミュート
ボタンを使うなどして対策可能ですが、サバイバルゲームや
バイクのツーリングで使おうと思うと少々使いにくさがあります。

そこでアプリをいろいろ探してみたところ、
Zello(android,ios)というアプリが世界的に評価が高いようです。

使ってみましたが、無線機として使いやすいものの、振る舞いから
ラグが避けられず、そのあたりが問題です。
(録音→送信→再生の流れ)

で、何とかならないかなー?と思って、探してたら見つかったのが、
冒頭のProPTT2となります。

日本でのサービス開始が2016/3/3からということで、なかなか紹介
しているサイトもないようです。

おススメのアプリだと思ったので、使い方などを紹介してみたいと
思います。

まず、アプリをダウンロードしてみたら、テストしてみましょう。
IDの作成を求められますので、メールアドレスを登録してIDを作成します。

次に

右上のメニューボタンを押すと、


このように、DEMOの部屋が出てきますので、
一つ選ぶと、次の画面に遷移します。






















下の画面にあるマイクボタンを押すと
発話可能です。
IP無線機なので、数秒のラグはありますが、
ほぼリアルタイムに相手に届きます。

と、まぁ使い方は簡単です。

イメージが付いたら、自分の部屋を作って
みましょう。
無料ユーザーだと20人まで入れる部屋を
一つ作ることができるようです。

自分の部屋は、右のメニューから引き出せます。

MyCHANNELのなかに、自分用の無料チャンネルがありますので、
そちらにJOINすると、つながります。

チャンネルは名前などを編集することも可能です。



自分の部屋を作ったら、友人を招待したりすれば、
20人まで同時通話が可能です。

PTTスイッチも押してる間だけ通話可能とか、トグル
タイプが選べたりとなかなか設定がいろいろあって
便利です。

サバゲーではPTTスイッチ付きの有線インカムがお勧めかと思います。
bluetoothをスイッチとする場合、ラグが多少発生する模様です。
機器による相性もあるので一概には言えませんが、有線なら
その心配はかなり少なくなります。
現在注文中で手元にはないですが、
このような形の、3.5mmピンのPTTスイッチ付きインカムで
運用しようと思ってます。

バイクツーリングではInterphoneF5にて接続確認を行っており、
ミュージックモードの音楽送りボタンをPTTスイッチとして利用が可能です。
その際、トグルタイプで設定しないと、使い勝手が悪い模様です。

バイク・サバゲー・スノーボードなどで使い勝手のいいアプリだと思います。
気になったら是非一度使ってみてください。





2015年10月8日木曜日

Sony HDR-ASシリーズのレンズ交換(狭角レンズ化)

ども。
今現在私の手元にはHDR-AS15が1台と、HDR-AS30が3台あります。
(他にもチョコチョコ有りますが…)
HDR-ASシリーズは手振れ補正、価格、画質のレベルが高く、シリーズ
としての完成度はGoproに劣らないと思います。

今までContourにはじまり、Gopro、Drift、HDR-AS等等を使ってきた
経験からすると、一台ですべてをカバーすることは不可能なので、
複数所有がおススメです(ぉ

さて、複数同じカメラを持っていると、使い方も様々です。

私の場合、サバゲーでスコープにカメラを一台使っているのですが、
FOV170の広角レンズで撮影した場合、必要の無い周辺部まで
取り込まれてしまい、必要な部分が小さく撮影されてしまいます。

今回はその対策のために、FOV72の狭角レンズに換装してみて
スコープカメラとしての特性を強化してみようと思いました。

まず、FOV72のレンズですが、HDR-AS15,30のレンズは
Goproと互換性が有ります(AS100以降は非対応)

なので、Goproのリプレイスメントレンズで探せば、大体FOV170、
FOV150、FOV72の3種類のレンズが見つかると思います。

コイツがFOV72の狭角レンズ

そいつを用意したら、以下の手順で分解します。

分解に必要なのは0サイズの+ドライバー


底蓋をあけると、2点スクリューが見えるので、外します。


そうすると、底蓋と化粧板が外れます。


底部を後方にスライドさせると、本体がケースから外れます。
AS15では簡単に外れますが、AS30は爪が追加されたらしく、若干の
節度感が追加されてます。


レンズの開口部の差です。右が狭角レンズ、左が標準レンズです。


レンズはレンズ自体にネジきりがされていて、それを利用して固定されているので
がんばって反時計回りにまわして外します。
最初は少し固いので、壊さないように周囲を固定しながら回します。


外したら、狭角レンズをねじ込んでいきます。
焦点はねじ込み量で調整しますので、スマホに撮影画像を転送しながら
焦点の調整をしましょう。
と、いうことで、交換完了です。
交換レンズの素子側に赤外線除去フィルターが入っているので、
それを外せば赤外線カメラ(正確には全波長カメラ)が簡単に作れます。

最後に交換した効果をご覧ください。